中橋 恵 MEGUMI NAKAHASHI

過去のブログは少しづつこちらに移動させています。

2014年にスタートしたブログ、トップページに書かれていた文章は現在も同じですのでここにコピーします。

これまでの経験や知識をまとめてみたいとずっと考えていました。書くことで新たに見えてくることがたくさんあります。

自分の住んでいる町、ライフスタイル、日常に使っているモノを客観的に評価するには、全く違う文化の中に身をおくのがいいとされています。まちづくりやモノづくりに携わる人達、欧州との仕事に従事される方々が、そんな疑似体験をできるようなブログを目指しています。

欧州といっても国によって全く異なります。このブログでは、イタリアを中心に、住民、都市、建築、環境、自然、アート、職人(アルティザン)、ソーシャル、地域性(リージョナル)をキーワードにして綴っていきます。発信地の中心はイタリアのナポリから。時々パリ、日本、それ以外の地中海沿岸都市からも。

ナポリは、19世紀はパリと並ぶ欧州の文化都市でした。イタリア統一後に地方都市に衰退した後、諸問題を抱えながらも再生しつつある町です。

2015年秋から、イタリアの地方都市の取り組みの取材調査をしています。2017年からは、高齢化する小さな町や村の様子、そこに住む人々、そしてこうした地域に誕生している小さな活動や出来事について書いていきます。

                       中橋恵  ( info@meguminakahashi.com)




 

 牧夫の仕事 チーズをつくり、風景を守る

 

2020.09.09(web magazine shop-italiaへの寄稿記事です)

  

 夏になるとチーズの生産量が増え、イタリア人のチーズ消費量も増加します。暑い夏には、肉類や魚介類より軽く、簡単に切って食べられるチーズはとても便利です。

 

 都市と農村 

 70年代に日本で幼少期を過ごした私にとって、「アルプスの少女ハイジ」で観た数々のシーンは、忘れることのできない世界でした。なぜぺーターは、学校へいくことができない

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イタリアのアルピニズム

Alpinismo in Italia

 

2020.8.06

 (web magazine shop-italiaへの寄稿記事です)

 

 アルピニズムとは?

 アルピニズムとは、ロープやアプザイレンなどのクライミング装置を使って傾斜の大きい斜面や絶壁、氷山を制覇して楽しむスポーツのことです。語源はアルプス山脈からきており、アルプスやヒマラヤなど、高い技術を必要とする標高の高い山々へ登ります。

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スペレオロジー(洞穴学)、アンダーランドスケープの可能性

Speleologia , il futuro di "underlandscape"

 

2020.7.30

 洞穴学という学問分野がある。イタリア語では、スペレオジア(Speleogia)と呼ばれ、語源はギリシア語のspelaion(洞穴)とlogos(論点、学問)を組み合わせた単語からきているそうだ。英語では、スペレオロジーという。

 地下空間を探検し、洞窟の形成プロセスや生命の痕跡を記録に残して保護・啓蒙していくことがこの学問の目的。そのためには、地質学、鉱物学、生物学、民俗学、考古学などの

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ポストコロナのイタリア散歩

ー美術館・博物館、レストラン、海と山ー

Post Covid Passeggiate in sicurezza 

-Musei, Ristoranti, Mare e Montagna-

 

 2020.6.30(web magazine shop-italiaへの寄稿記事です)

 

 日本が梅雨に入るころ、イタリアはちょうど気温がぐんぐん上がり、サマーシーズンの到来を実感する時期です。外出制限が解かれ、太陽の眩しさにも誘われ、多くのイタリア人が家族や友人と外へ繰りだしはじめました。

 ナポリや近郊の町、レストラン、博物館、海や山の散策へ出かけてみました

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 南伊リゾート、パンデミック後の試練

Spiagge e Resort dopo pandemia

 2020.5.29

(web magazine shop-italiaへの寄稿記事です)

 

 オーバーツーリズム気味だったイタリア

近年の世界的な観光ブームは、世界中の人たちをボーダレスに移動させてきました。海外旅行をする人は世界中で増加し、外国人観光客数の多さで判断する世界都市ランキングでは、イタリアは常に5位以内に入っています。

イタリア人自身も旅行好きな国民ですが、2018年のイタリア全体のインカミング数は、イタリア観光史上最高記録を残しました。その結果、イタリア各地では観光業に携わる人が増加しました。ローマやヴェネチア、ナポリの観光客到着数が最高記録を残し、主要な観光都市では価格高騰、オーバーツーリズム問題が発生していたところでした。

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クレタ島の記憶

 ―神話にみるグロバリゼーション、破壊、再生ー

Isola di Creta attraverso la mitologia 

-Globalizzazione, Distruzione e Rinascita-

 

2020.5.9

 ギリシア神話にみる死と復活

新型コロナウィルス の猛威を受けたイタリアは、二ヶ月以上にわたるロックダウンが続いた。私たちも自宅から一歩も出ることができない日が続き、毎日ニュースに耳を傾けながら、欧州がこれまで経験してきた人類滅亡の危機に思いを巡らせていた。全ては、地球規模の気候変動による災害、グローバル化による疫病や戦争によって引き  

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ナポリの繋がり社会

ー家族、近隣、移民、黄泉の死者と共に生きるー (後編)

 

2020.4.30

 (web magazine shop-italiaへの寄稿記事です)

 

ナポリには「カフェ・ソスペーゾ」という慈善行為があります。これは、経済的に苦しい人にもコーヒーぐらいはバールで飲めるようにと、コーヒーを2杯分支払う古い習慣のことです。現在は、苦しい時代は去ったため、滅多にみかけなくなりましたが、ナポリ市民の精神の根本には、「誰1人おいていかない」という道徳的な連帯精神であふれています。 

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ナポリの繋がり社会

ー家族、近隣、移民、黄泉の死者と共に生きるー (前編)

 

2020.4.23

(web magazine shop-italiaへの寄稿記事です)

 

「豊かな」町とは、どのような町でしょうか。イタリアは先進国の一つされているものの、南北で大きな経済格差のある国です。北部は、失業率、年間収入、インフラ設備、行政サービス、教育水準、どれも南部を上回っており、住みやすい地域とされています。

 経済的にも文化的にも「豊か」であるのは北部イタリアですが、実は特に北東部において自殺率がイタリアで最も高いというデータがあります。その一方で、島を除く南部

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パンデミックに翻弄されるイタリア

試行錯誤の文化再生

 

2020.4.15

 

中国武漢で新型コロナウィルス が猛威をふるっていた2月初旬、私は仕事でイタリアを縦断していた。その時に滞在していたヴェネチア近郊の町でも、南のプーリア州の町でさえも、新型コロナウィルスの流行は地球の遥か彼方で起きている惨事として、自分たちの身の危険まで感じることはなかった。それから1ヶ月も立たないうちに、イタリア中にウィルスが蔓延し、国全体がロックダウンになるとは誰も想像すらしなかった。

 

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2019.05.27( Web Magagine Shop Italia)

食と観光による震災復興〜

2018.12.30

アマルフィの民泊:進化する観光地

2018.08.20

イタリアと日本:田園回帰した人たち


2018.05.04

イタリアの農村回帰

『トランスマンツァ・ツアー』の上映

2018.04.06(坂田菜穂子)

メゾン・エ・オブジェ・パリ

2018年1月展リポート

2018.03.28

イタリアの有機農業と観光化


2017.07.17

アルベルゴ・ディフーゾの目指す地域共創

2017.03.09(坂田菜穂子筆)

メゾン・エ・オブジェ・パリ(MAISONS&OBJET PARIS)リポート

2017.03.01

ナポリ派サルトリアの誕生


2015.03.10

ミラノ国際博覧会:イタリアが鍵を握る地球の将来

2014.10.20(坂田菜穂子筆)

フランスにおけるポルトガル人、ポルトガルでのヴァカンス

2014.08.14(坂田菜穂子筆)

フランス人のヴァカンス